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家づくりの知識

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

住宅を購入するにあたって気になるのが値段です。今回は、家を建てるときにかかる費用の目安について、土地なし土地ありの場合を比較しながら紹介します。

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

土地探しからの家づくりの流れについて

土地探しからの家つくりの流れからご説明します。

土地探しの流れ その1 予算決め

 

まずどの程度土地に費用をかけられるのか予算を決めます。土地の予算を確実に決めるためには、まずはハウスメーカー工務店などに相談してみるとよいかもしれません。そうすれば、土地購入後に建物を建てる資金が足りなくなることを防げます。

 

土地探しの流れ その2 条件に優先順位をつける

 

そして、土地を探しやすくするために、条件に優先順位をつけます。地域、駅からの距離、土地の広さ、学区やスーパーなどの周辺環境、日当たりなど、さまざまな条件から、自分や家族にとってどれが一番大事なのかを考えてみてください。

 

これらの設定した条件に合う土地を探していきます。ハウスメーカーに相談、不動産屋に相談、インターネットで検索し探す、実際の足を運んで探すなどがあります。

 

土地探しの流れ その3 契約の前に土地の調査をする

 

そして土地を決定したら契約の前に土地の調査を行います。住宅向けの土地なのか、周辺環境などを含め総合的に調査します。ハザードマップも確認し、以前は工場があったなど、土壌が汚染している可能性もあるのでしっかりと調査します。

 

土地探しの流れ その4 土地の契約を行う。

 

土地が決まったら土地の契約をします。土地の契約には手付金が必要となるケースがほとんどです。住宅ローンは建物の引き渡し時に手元に入るため、土地購入段階ではまとまった自己資金が必要な場合もあります。

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

続いては土地をお持ちの場合についてです。

 

土地をお持ちでもその土地に家を建てることができる宅地なのか、畑なのかによって変わってきます。宅地の場合はそのまま住宅会社などでプラン作成に進めますが、畑の場合はまず宅地に転用しなければなりません。

 

土地をお持ちで、畑から宅地に転用するには、いくつかの手続き工事を行う必要があります。手続きや工事には費用がかかるため、あらかじめどのくらいの費用がかかるか確認していくことが大切です。

畑から宅地に転用する場合について

畑から宅地に転用する場合

畑から宅地に転用するには、農業委員会自治体の許可を得る必要があります。許可申請の際にいくつかの書類を用意する必要があり、それらを取得する費用がかかります。

また、行政書士依頼する場合は別途7万~10万円程度の費用が必要です。

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

畑の一部だけを宅地に転用する場合

畑の一部だけを宅地に転用する場合は、転用する部分を文筆する必要があります。文筆する際は測量も必要です。文筆する土地の面積によって変わりますが、30万~80万円程度の費用が必要になります。

また、土地と前面道路が市道や県道の場合は境界確定に官民立ち合いが必要で、その部分費用が高くなります。

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

自治体などから許可を得た後の対応と、その後の費用について

農業委員会や自治体に農地転用の許可を得た後、土地の地目を畑から宅地に変更します。

所有権移転登記の際は登録免許税を納める必要がありますが、地目変更には登録免許税がかかりません。そのため、登記簿謄本公図など書類を用意するだけであれば、費用は多くの場合数千円程度で済みます。

ただし、地目変更を土地家屋調査士に依頼する場合の費用は4~5万円程度が相場です。

 

では、実際に畑を宅地にするには

・盛り土をおこなう

・畑にある設備や構築物、樹木などを撤去

・土地の形状などを均して平らにする

必要があります。

 

造成にかかる費用は道路からの高低差、擁壁の有無、土地の形や面積によって変わりますが1坪あたり30,000~40,000円程度です。

 

これら以外にも土地を持っていても水道が引き込まれていない場合は、水道引き込みなどの費用もかかってきます。

土地探しからの家づくりと、土地有からの家づくり

家を建てる費用の土地ありとなしの場合についてご紹介しました。土地ありとなしでは必要な費用が異なります。特に、土地がない場合は土地購入費用がかかるため、土地と住宅費用の総額、これに加えて諸費用が必要になるのでそれらを踏まえた上で資金計画を立ててください。そして、無理のない理想的な資金プランで憧れのマイホームを建てましょう。

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