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断熱性能について

断熱性能について

家づくりで大事なポイントして、耐震性や耐久性、高気密や高断熱、省エネ性能などたくさんこだわる性能はあります。その中でも今回は『断熱性能』についてお話します。

断熱性能ってなに?

断熱性能というのは屋根(天井)の断熱、壁の断熱、床下(基礎)の断熱、窓(玄関含む)の断熱の大きく分けると4つの部位から表されます。表現される数値としてはUA値(外皮平均熱貫流率)といわれる指標です。Ua値とは住宅の内部から外壁、屋根、窓などの開口部などを通じて外部へ逃げる熱量を外皮全体(外側の総面積)で平均した値です。(難しい表現で申し訳ないです)。このUa値は各ハウスメーカーが目安で出されていて、0.87以下とか0.6以下など数字が小さくなるほど高性能になることを指します。

断熱性能について

断熱等級で見える化してバランスよく決めよう!

断熱性能については地域区分によって数値が違い、施主目線で見ると非常に判りにくいものでした。その基準が2022年から断熱等級5,6,7というランクが設定されて建築会社の造る家の断熱性能が断熱等級というランクで表現されて判りやすくなります。

以前よりあった断熱等級1~4に加えて2022年4月から5が設定され10月から6と7が加わり、数字が大きいほど断熱性能が高いという事になります。断熱等級4は従来の基準で『省エネ基準Ua値0.87以下』、断熱等級5は『ZEH基準Ua値0.6以下』、断熱等級6は『HEAT20 G2相当Ua値0.46以下』、断熱等級7は『HEAT20 G3相当Ua値0.26以下』というように表現されて今後は等級で呼ばれるようになります。7を目指すべきではないかといわれそうですが何事もバランスが大事であり断熱だけに特化すると逆に住みにくい家になったり、コストだけが上がり費用対効果が見込めなかったりデメリットも少なくありません。

いい断熱材を用意しても性能数値が悪いと意味がない!

家づくりのこだわりは様々ですが断熱性能を最優先に検討したいという方が気を付けなければならない点というと性能数値と実性能には違いがあるというものです。どれだけ良い断熱材を採用しても現場で造る施工力が悪ければ本来の性能も発揮されないかもしれません。

何事もバランスを見て考えられることをお勧めします。

その会社さんがしっかりと断熱について考えていればそこの営業マンもしっかりと説明できると思いますのでまた建築会社さんに聞いてみてはいかがでしょうか。

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