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旅行の寄り道 ~伝統技術~

2024.6.04

こんにちは。

最近日中の日差しがだんだんと強くなり夏が近づいてきたように感じます。
皆様も熱中症には気を付けてお過ごしください。

本日は以前、旅行の途中で訪れた宮大工の工事現場のお話をさせて頂きます。

その現場は山間の村の小さな神社で、本殿前の拝殿(参拝者が拝む場所)を建て替えている途中でちょうど棟上げを終えるタイミングでした。
従来の伝統的な神社の建て方とは異なっていましたが、場所が山の中腹で管理の為の毎日の往来が大変な事や地震の対策を含め建物の維持や強度を考慮した仕様のようでした。

そのなかで1部以前の建物から移設するところで宮大工さんの仕事を見せて頂きました。
移設部分が、(少々専門的な言葉になりますが)頭貫と海老虹梁、柱の1部で下の写真では年季が入った木部がその場所になります。

移設はただつながるように加工するだけではなく、施されている装飾が生きる部分を見極め加工し、微細な差異を現場で調節して整える様子はまさに職人といった感じでした。
また、資材も修復しできるだけそのままの形で再度利用したりとただ新しくするだけではなく以前の建物を継承した建て方をされているのにも感動しました。

木組の伝統工法など見せて頂いた職人の技は本当に見事なものでした。
全国的にも宮大工の伝統技術の継承をしている方は少ないという事で基本的には現場は人員不足だそうです。
全国の神社仏閣や御城もこの方達の技術があるから現在まで昔のままの姿を維持できている事を考えると改めて大切な仕事であり素晴らしい日本の技術だと思いました。

以上、営業設計部の菅野でした。

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writer この記事を書いたスタッフ

菅野 利光

営業設計部

菅野 利光 SUGANO TOSHIMITU

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