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地鎮祭とは?
2025.9.22
皆様、こんにちは!
よくブログでも取り上げています地鎮祭。
家づくりの初期段階で行われる「地鎮祭(じちんさい)」は、一体何をするものなのか、どんな意味があるのか、
気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そんな地鎮祭について、お客様に分かりやすく丁寧にご説明させていただきます!
〇地鎮祭って、そもそも何?
地鎮祭とは、新しい家を建てる土地の神様にご挨拶をし、「この土地を使わせてください」と許しを請い、工事の安全と、これから建つ家、そしてそこに住む家族の繁栄を祈願する、日本に古くから伝わる儀式です。
「土地の神様」って? 普段あまり意識することはありませんが、日本には八百万(やおよろず)の神様がいると言われています。地鎮祭では、その土地を守る「氏神様(うじがみさま)」や、土地の神様である「地主神(とこぬしのかみ)」に、工事の無事と家族の幸せを祈ります。
〇なぜ地鎮祭をするの?〜大切な3つの意味〜
地鎮祭を行うのには、大きく分けて3つの意味があります。
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工事の安全を祈願するため 建物の工事は、大きな機械を使ったり、高い場所での作業があったりと、危険を伴うこともあります。地鎮祭では、工事期間中に事故が起こらないよう、神様に安全を祈願します。これは、職人さんたちの安全はもちろん、近隣住民の方々への配慮、そして何よりもお客様ご家族が安心して家づくりを見守るための大切な願いです。
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土地を利用する許しを得るため 私たちが住む土地は、元々そこに存在し、様々な生き物の住処であったり、時には神聖な場所であったりします。地鎮祭は、これからその土地に家を建てるにあたり、土地の神様に対して「ここを使わせていただきます」という敬意と感謝を示し、許しを得るための儀式です。これにより、土地との良い関係を築き、安心して住み続けられるという考えがあります。
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家族の繁栄を願うため 新しい家は、お客様ご家族にとって、かけがえのない大切な生活の場となります。地鎮祭は、これから始まる新しい生活が幸せで満ちたものになるよう、そして、そこに住む家族が健康で、末永く繁栄することを祈る意味も込められています。
〇地鎮祭って、どんなことをするの?〜式典の流れ〜
一般的に地鎮祭は、神主さんをお招きして行われます。当日は、祭壇が設けられ、お供え物が並び、神聖な雰囲気の中で進められます。主な流れをご紹介しましょう。
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開式の辞(かいしきのじ) 神主さんが始まりを告げます。
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修祓の儀(しゅうばつのぎ) 参加者やお供え物を清める儀式です。
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降神の儀(こうしんのぎ) 神主さんが神様をお招きします。
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献饌の儀(けんせんのぎ) お供え物を神様に捧げます。
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祝詞奏上(のりとそうじょう) 神主さんが神様に工事の安全と家族の繁栄を祈る言葉(祝詞)を読み上げます。
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四方祓いの儀(しほうはらいのぎ) 土地の四隅をお祓いし清めます。
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地鎮の儀(じちんのぎ) この儀式には「刈初めの儀(かりそめのぎ)」「穿初めの儀(うがちぞめのぎ)」「鎮物埋納の儀(しずめものまいのうのぎ)」があります。
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刈初めの儀(お客様):鎌で盛砂の草を刈る真似をします。
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穿初めの儀(施工者):鍬(くわ)で盛砂を掘る真似をします。
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鎮物埋納の儀(神主):鎮め物を盛砂に納めます。(後で基礎の下に埋めます)
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- 玉串奉奠(たまぐしほうてん) お客様や施工関係者が、玉串を神前に捧げて二礼二拍手一礼で祈ります。玉串とは、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)をつけたものです。
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撤饌の儀(てっせんのぎ) お供え物を下げます。
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昇神の儀(しょうしんのぎ) 神様にお帰りいただきます。
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閉式の辞(へいしきのじ) 神主さんが終わりを告げます。
文字にすると難しく感じるかもしれませんが、当日は神主さんが丁寧に案内してくださいますのでご安心ください。
〇地鎮祭って、必ずしないといけないの?
とくに気になる部分かと思われます!
法律で義務付けられているわけではありませんので、地鎮祭を行わない選択をすることも可能です。最近では、簡略化したり、お客様のご希望に応じて行わないケースもあります。
しかし、長年住み継がれる家を建てるにあたり、土地の神様へのご挨拶と工事の安全を祈願することは、精神的な安心感にも繋がります。また、地鎮祭は、ご家族にとって家づくりが本格的に始まることを実感できる、貴重な記念すべきイベントでもあります。
最後になりましたが地鎮祭は、家づくりの安全とご家族の幸せを願う、とても大切な儀式です。
初めての家づくりでご不安なこと、ご不明な点がございましたら、どんな些細なことでも構いませんので、どうぞお気軽に担当スタッフにご相談ください。
私たちは、お客様にとって最高の家づくりができるよう、全力でサポートさせていただきます!
以上スタッフでした♪
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writer この記事を書いたスタッフ
丸尾建築